海外ドラマ「iゾンビ / iZombie シーズン1」で海外ドラマを見直した(ネタバレなし)

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と言っても海外ドラマを見損なうほど観ているわけじゃありません。きちんと最終シーズンまで観たのはプリズン・ブレイクHEROESという化石のような作品くらいで、そういえばどちらも新作が出たので結局は何一つ最後まで観てないことになりますね。

そんな僕のイメージでは、海外ドラマはまず「次回への強烈な引きありき」で、「打ち切り」か「ダラダラ延命」のどちらかしかない、といった感じです。

「打ち切り」は言わずもがな、「延命」については現地で毎週リアルタイムで観ている分には先週の内容なんか「強烈な引き」以外は全部忘れて矛盾も気にせず楽しめると思うんですが、これがネットやレンタルで一気見するとなると話は別。「前回はAと戦ってた気がするけど、結局今回は何と戦ってるの?」とかいうのが気になって気になって仕方ありません。エピソードごとじゃなく、シーズン通してあらすじを語れる人がいるのか不思議になります。今まで観て来た数少ない作品がたまたまそういうのばかりだったのか、自分が完全に海外ドラマの楽しみ方を知らないのかわかりませんが、そういうわけでHEROESでへろへろになって以降海外ドラマとは距離をおいていました。

ところが最近、彼女がNetflixを契約して海外ドラマ三昧なので「まあ横から観て『前回あれだけ大きく扱われたあのキャラどうなったん?気にならないの?』などと茶々入れて遊ぼう」と何気なく観ていい意味で裏切られたのが「iゾンビ シーズン1」です。

内容はゾンビ+コメディ+刑事モノで、詳しいことは他サイト様を参照して頂くとして、素晴らしいのがその3つの要素のバランスのよさと、シーズン通してストーリーに破綻がないこと。全ての伏線も見事に回収していました。そして逆説的な言い回しになりますが、そのまま打ち切られても構わないほど綺麗にまとまったシーズンラストの出来栄え。実際は現地でシーズン継続中ですが、Netflixにはシーズン1しか配信されていません。ああまで綺麗にシーズン1ラストを飾ってくれなければ、今頃僕は悶え苦しんでいたでしょう。

そして、「海外ドラマ、やるじゃん」となった僕はその心の隙間を埋めるかのように他のドラマに手を出し、「ところであれだけ大きく扱われたあのキャラどうなったん?」と呟きテレビの電源を切るのでした。

そのドラマの話もまた今度。